杜若色 (kakitsubatairo)

和色図鑑
杜若色
和色名 杜若色
読み kakitsubatairo
HEX #5E3862
RGB 94, 56, 98

この色の由来・歴史

杜若色(かきつばたいろ)は、紫色がかった青色で、主に杜若(かきつばた)の花に由来する。杜若は日本の湿地に生息し、特に初夏に美しい花を咲かせることから、古くから日本の文化や詩において重要な存在であった。

この色は、平安時代の文学や絵画においても頻繁に描かれ、特に「源氏物語」などの作品に見られる。杜若色は、雅やかさや清涼感を象徴し、貴族社会において好まれた色合いである。近代においても、伝統的な日本の色として広く認識されている。

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