松葉 (matsuba)

この色の由来・歴史

松葉（matsuba）は、日本の伝統色の一つで、松の葉の色に由来する。松は日本の文化において長寿や繁栄の象徴とされ、特に正月や祝い事に用いられることが多い。

この色は、緑色の中でも特に落ち着いたトーンを持ち、自然の美しさを表現している。江戸時代には、松葉色を用いた着物や工芸品が多く作られ、庶民の間でも親しまれた。松葉は、四季折々の風景に溶け込み、和の美意識を反映した色として、現在でも多くの場面で見られる。