柿渋色 (kakishibuiro)

和色図鑑
柿渋色
和色名 柿渋色
読み kakishibuiro
HEX #BD7862
RGB 189, 120, 98

この色の由来・歴史

柿渋色(かきしぶいろ)は、柿の果実から抽出される渋液を用いて染められた色である。この色は、主に日本の伝統的な染色技法である「柿渋染め」に由来し、古くから衣服や工芸品に利用されてきた。

柿渋は、柿の果実を熟成させて得られる天然の染料であり、防水性や抗菌性を持つため、実用的な価値も高い。江戸時代には、特に武士や庶民の間で広く用いられ、耐久性のある色合いとして重宝された。柿渋色は、深い茶色やオレンジがかった色合いを持ち、自然の風合いを感じさせる特徴がある。

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