瑠璃 (ruri)

この色の由来・歴史

瑠璃（ruri）は、日本の伝統色の一つで、深い青色を指す。由来は、インドから伝わった瑠璃石（ラピスラズリ）に由来し、古代から貴重な宝石として扱われてきた。

平安時代には、瑠璃は高貴な色とされ、貴族の衣装や装飾品に多く用いられた。また、仏教美術においても、瑠璃色は神聖視され、仏像や寺院の装飾に使われた。江戸時代には、染料技術の発展により、瑠璃色の布地が広まり、一般の人々にも親しまれるようになった。