紫鈍 (murasakinibi)

和色図鑑
紫鈍
和色名 紫鈍
読み murasakinibi
HEX #966F9C
RGB 150, 111, 156

この色の由来・歴史

紫鈍(むらさきにび)は、日本の伝統色の一つで、紫色の一種である。色名の「鈍」は、色合いが柔らかく、落ち着いた印象を与えることを示している。

この色は、古代から貴族や武士階級に好まれ、特に平安時代には高貴な色として重視された。紫は、染料の入手が難しく、特に紫草や貝紫を用いた染色が行われていたため、富や地位の象徴とされていた。

紫鈍は、他の紫色と比べてやや灰みがかったトーンを持ち、落ち着いた雰囲気を醸し出す。現代でも、和装やインテリアにおいて人気のある色として用いられている。

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