緋色 (hiiro)

和色図鑑
緋色
和色名 緋色
読み hiiro
HEX #DC143C
RGB 220, 20, 60

この色の由来・歴史

緋色(ひいろ)は、日本の伝統色の一つで、鮮やかな赤色を指す。由来は、古代から用いられていた染料である「紅花」や「茜」から得られる色素にある。これらの植物は、特に平安時代から江戸時代にかけて、衣服や工芸品の染色に広く利用された。

緋色は、武士の鎧や神社の装飾、祭りの衣装などに用いられ、権威や神聖さを象徴する色として重視された。特に、緋色の衣装は、地位の高い人々にのみ許された色とされ、社会的な階層を示す重要な要素であった。近代に入っても、伝統的な行事や文化においてその色は引き継がれている。

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