薄鈍 (usunibi)

和色図鑑
薄鈍
和色名 薄鈍
読み usunibi
HEX #ADADAD
RGB 173, 173, 173

この色の由来・歴史

薄鈍(usunibi)は、日本の伝統色の一つで、灰色がかった薄い青色を指す。名称は「薄」と「鈍」に由来し、薄い色合いと鈍い光沢を表現している。

この色は、平安時代から用いられ、特に貴族の衣装や装飾品に好まれた。薄鈍は、自然界の色合いを模したものであり、和歌や絵画にも頻繁に登場する。日本の美意識において、控えめでありながら深い味わいを持つ色として評価されている。近代においても、伝統的な工芸品や現代のデザインにおいて、薄鈍はその独特な美しさから重宝されている。

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