
| 和色名 | 貝紫色 |
|---|---|
| 読み | kaimurasakiiro |
| HEX | #7F1184 |
| RGB | 127, 17, 132 |
この色の由来・歴史
貝紫色(かいむらさきいろ)は、紫貝から得られる染料によって生まれた色である。この色は、平安時代から使用され、特に貴族や武士階級に好まれた。貝紫は、貝殻を煮出して得られる色素であり、その製法は非常に手間がかかるため、希少価値が高かった。
そのため、貝紫色は高貴な色とされ、皇族や貴族の衣服に多く用いられた。江戸時代には、商業的な染色技術の発展により、より広い層に普及したが、依然として高価な色であった。貝紫色は、日本の伝統色の中でも特に歴史的な背景を持つ色である。

