雌黄 (shiou)

和色図鑑
雌黄
和色名 雌黄
読み shiou
HEX #F9C89B
RGB 249, 200, 155

この色の由来・歴史

雌黄(しおう)は、日本の伝統色の一つで、主に黄色味を帯びた淡い色合いを指す。由来は、雌黄という鉱物から得られる顔料で、古代から使用されてきた。

この顔料は、特に平安時代において貴族の衣服や工芸品に多く用いられ、上品で柔らかな印象を与える色として重宝された。雌黄は、当時の美意識や文化を反映しており、特に女性の装束に好まれた。

また、雌黄は、自然界に存在する色素の一つであり、和歌や絵画などの表現にも影響を与えた。現在でも日本の伝統色として、さまざまな場面で用いられている。

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