黄楢 (kinara)

和色図鑑
黄楢
和色名 黄楢
読み kinara
HEX #996C33
RGB 153, 108, 51

この色の由来・歴史

黄楢(きなり)は、日本の伝統色の一つで、主に楢の木の樹皮や葉から得られる黄色を指す。色名は、楢の木が持つ特有の黄褐色に由来している。

この色は、古代から日本の文化や工芸において重要な役割を果たしてきた。特に、漆器や染物に用いられ、自然の素材を生かした色合いが評価された。平安時代の文献にも見られることから、長い歴史を持つ色である。

黄楢は、温かみのある色調で、和の空間に調和するため、現代でも多くのデザインに取り入れられている。

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