
| 和色名 | 鈍色 |
|---|---|
| 読み | nibiiro |
| HEX | #727171 |
| RGB | 114, 113, 113 |
この色の由来・歴史
鈍色(nibiiro)は、日本の伝統色の一つで、灰色がかった青色を指す。名称は「鈍い色合い」を意味し、特に金属の鈍い光沢を連想させる。
この色は、平安時代から使用され、当時の貴族や武士の衣服に見られた。鈍色は、控えめでありながらも品位を感じさせるため、格式のある場面で好まれた。特に、武士の鎧や衣装において、戦の場面でも目立たず、かつ威厳を保つ色として重宝された。
また、鈍色は日本の自然や風景にも見られ、四季の移ろいを反映する色としても評価されている。近年では、伝統的な美意識の一環として再評価され、現代のデザインにも影響を与えている。

