
| 和色名 | 蘇芳 |
|---|---|
| 読み | suou |
| HEX | #8E354A |
| RGB | 142, 53, 74 |
この色の由来・歴史
蘇芳(すおう)は、日本の伝統色の一つで、赤紫色を指す。色名は、蘇芳樹(すおうじゅ)から得られる染料に由来する。蘇芳樹は、主に南アジアや東南アジアに自生し、その樹皮から抽出される染料は古くから使用されてきた。
平安時代には、貴族の衣服や装飾品に多く用いられ、特に女性の着物に人気があった。江戸時代には、商業染料としても広まり、一般庶民にも利用されるようになった。蘇芳は、深みのある色合いと耐光性から、長い間愛され続けている。

