紫 (murasaki)

和色図鑑
紫
和色名
読み murasaki
HEX #592C63
RGB 89, 44, 99

この色の由来・歴史

日本の伝統色「紫(むらさき)」は、古代から高貴な色とされてきた。特に平安時代には、貴族や皇族の衣服に多く用いられ、地位や権威を象徴する色として認識されていた。

紫色の染料は、主に「紫草(むらさきぐさ)」や「貝紫(かいむらさき)」から得られ、製造過程が非常に手間がかかるため、希少価値が高かった。江戸時代には、商業的に紫色の染料が広まり、一般庶民にも親しまれるようになったが、依然として高貴なイメージは残っている。

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