薄紫 (usumurasaki)

和色図鑑
薄紫
和色名 薄紫
読み usumurasaki
HEX #A89DAC
RGB 168, 157, 172

この色の由来・歴史

薄紫(usumurasaki)は、日本の伝統色の一つで、淡い紫色を指す。紫色は古来より高貴な色とされ、特に平安時代には貴族や皇族の衣服に多く用いられた。

薄紫は、紫根(しこん)という植物から染料が取られ、染色技術が発展する中で生まれた色である。特に、薄紫は優雅さや清楚さを象徴し、女性の着物や和装小物に好まれた。

江戸時代には、薄紫は庶民にも広まり、さまざまな用途で使用された。現在でも、薄紫は日本の美意識を反映した色として、伝統文化や現代のデザインにおいて重要な役割を果たしている。

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